シュメル―人類最古の文明 (中公新書)
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シュメル―人類最古の文明 (中公新書) 定価 987円 新品 987円から 中古 459円から |
この商品の感想
フェニックス
1 膠着(こうちゃく)語の例として、日本語、韓国語、古代シュメル語等が
あげられるといわれています。
2 今後、睡蓮(ロータス、ロゼット?、ロゼッタ文様)、なつめやし(パルメット)と、
泥、サマワ周辺との関係を、勉強していきたい。
神々と語り合った人々・・・古代シュメル人・・・
余計なお世話かもしれないが、サブタイトルのー人類最古の文明ー・・・というのは少し遠慮した方がいい様な気がします。(何故なら彼らシュメル人が創りあげた文明より遥かに昔、現代文明に勝るとも劣らぬ高度な文明が既に存在していた事はかなり多くの調査、研究により解明されつつあるから・・・)
著書も認めている様に今から5000年も前に、既に優れた「暦」や「測量法」「数学」「教育制度」をもっていた文明人が「どこからやって来たのか?」・・・またその文明の母体となる人々が必ずいた筈だが、それは誰なのか?・・・ こういった事実が全く解らない・・・
(これはかなり不自然な事だ・・・)
本書はそういった疑問に答えてくれる本ではない。しかし、紀元前3000年前の古代メソポタミアに住んだ人々の情緒溢れる日常生活について、当時の「諺」等紹介しながら生き生きと書かれている。・・・そしてそこには様々な「神々」が当時の人々と密接に関係していた。 「神」というと何か現代では「迷信」じみた妄想だと思われがちだが、決してそうではない。(むしろシュメル人は割りと合理的な思考の持ち主であり、現代人とそんなに変わらない・・・そういった発想は古代の法律集である「ウルナンム法典」に見られる。)
・・・さて、その様な文明人が、果たして自らの想像、若しくは妄想で様々な「神々」を造りだすかどうか?・・・「神」と呼ばれる存在は果たして実在するのか?・・・そう言った疑問には「シュメール神話」を公開してくれれば、ハッキリすると思うのだが?
古代文明の息吹が伝わってくる
今から5000年前から3000年前。日本では縄文時代です。その時代に、シュメルには文字があり、通商があり、会計があり、行政があり、文学がありました。楔形文字で刻まれた帳簿に、教科書に、神話に、学園ドラマ。支配者層の生活から庶民の生活まで、楔形文字に刻まれた世界が生き生きと蘇ってきます。
こうした歴史検証モノは、往々にして遺跡の分析や出土品の分類にページが割かれ、文書を紹介する際も全文をそのまま載せたりして、途中で飽きてしまうものです。
本書は、そのような退屈な部分が殆どありません。遺跡や出土品の解説はもちろんあるのですが、今生きている我々が「知りたい!」と思えるエピソードを美味くちりばめて紹介していますので、思わず引き込まれてしまいます。訳文も巧みで、イメージがパッと浮かぶように工夫されています。
歴史が苦手な方も、是非挑戦してみてください。「粘土板読み」になりたくなるかもしれませんよ(笑)
専門的かつ平易でお奨め
世界最古の文明であるシュメルに焦点を当てて書かれた本である。
推薦の言葉にある通り、これまでメソポタミア文明についての本はよく見かけたが、シュメル文明だけについて書かれた本というものは見たことはなかった。
5000年ほど昔の文明であるが、楔形文字や様々な碑の図像の解読からかなり多くのことがわかっているのは驚きであった。それも乾燥地帯という環境条件と、火災にあったことによりかえって保存の利く状態となった粘土板という条件の賜物である。粘土板の楔形文字や碑の図像から様々な事実を読み解いていく過程にはロマンを感じる。
未解読の粘土板が大量に残されているということや複数の言語を読める研究者の不足といった研究環境から考えるとまだまだわかっていないこともおおいのであろう。今後の研究の進展によってはさらなる発見がもたらされる可能性もある。
私としてはシュメルの神官としての王と神の関係を始めとする宗教風景とウルク出土の大杯から読み解く当時の生活などが特に興味深かった。
シュメルを専門的に扱っているが、記述は難渋なものでなくとても読みやすい。自然とシュメルの世界に引き込まれていく。専門的でありかつ読みやすいこの書は一般向けの書物としては非常に成功していると感じる。著者のシュメルに対する深い愛着と深い造詣のなせる技である。
今後の基本図書になる入門書。
古代オリエントの事は世界の歴史全集だと大概第1巻に出ているが、シュメルはざっと扱っただけでアッシリア等の記述が始まります。シュメル時代を詳しく述べた一般向けの本はなかったのではないでしょうか。
本書は文明の始まりからウル第三王朝(紀元前2000年)まで詳細に扱い、その後のことは少しだけ巻末に書かれています。図版も円筒印章を筆頭に多く掲載されており、とても読みやすい構成になっています。
よく西洋美術、歴史の本を読んでいると、旧約聖書に出てくるノアの洪水は古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩(アッカド語)から影響を受けたと書かれていますが、さらにそれ以前にシュメル語の洪水伝説があるとは知りませんでした。洪水伝説が多い理由はネタばれになってしまうので本文を読んでください。
歴史好きの一般読者、この時代を学ぼうとする学生の1冊目として本書は長く基本図書になると思います。
1 膠着(こうちゃく)語の例として、日本語、韓国語、古代シュメル語等が
あげられるといわれています。
2 今後、睡蓮(ロータス、ロゼット?、ロゼッタ文様)、なつめやし(パルメット)と、
泥、サマワ周辺との関係を、勉強していきたい。
神々と語り合った人々・・・古代シュメル人・・・
余計なお世話かもしれないが、サブタイトルのー人類最古の文明ー・・・というのは少し遠慮した方がいい様な気がします。(何故なら彼らシュメル人が創りあげた文明より遥かに昔、現代文明に勝るとも劣らぬ高度な文明が既に存在していた事はかなり多くの調査、研究により解明されつつあるから・・・)
著書も認めている様に今から5000年も前に、既に優れた「暦」や「測量法」「数学」「教育制度」をもっていた文明人が「どこからやって来たのか?」・・・またその文明の母体となる人々が必ずいた筈だが、それは誰なのか?・・・ こういった事実が全く解らない・・・
(これはかなり不自然な事だ・・・)
本書はそういった疑問に答えてくれる本ではない。しかし、紀元前3000年前の古代メソポタミアに住んだ人々の情緒溢れる日常生活について、当時の「諺」等紹介しながら生き生きと書かれている。・・・そしてそこには様々な「神々」が当時の人々と密接に関係していた。 「神」というと何か現代では「迷信」じみた妄想だと思われがちだが、決してそうではない。(むしろシュメル人は割りと合理的な思考の持ち主であり、現代人とそんなに変わらない・・・そういった発想は古代の法律集である「ウルナンム法典」に見られる。)
・・・さて、その様な文明人が、果たして自らの想像、若しくは妄想で様々な「神々」を造りだすかどうか?・・・「神」と呼ばれる存在は果たして実在するのか?・・・そう言った疑問には「シュメール神話」を公開してくれれば、ハッキリすると思うのだが?
古代文明の息吹が伝わってくる
今から5000年前から3000年前。日本では縄文時代です。その時代に、シュメルには文字があり、通商があり、会計があり、行政があり、文学がありました。楔形文字で刻まれた帳簿に、教科書に、神話に、学園ドラマ。支配者層の生活から庶民の生活まで、楔形文字に刻まれた世界が生き生きと蘇ってきます。
こうした歴史検証モノは、往々にして遺跡の分析や出土品の分類にページが割かれ、文書を紹介する際も全文をそのまま載せたりして、途中で飽きてしまうものです。
本書は、そのような退屈な部分が殆どありません。遺跡や出土品の解説はもちろんあるのですが、今生きている我々が「知りたい!」と思えるエピソードを美味くちりばめて紹介していますので、思わず引き込まれてしまいます。訳文も巧みで、イメージがパッと浮かぶように工夫されています。
歴史が苦手な方も、是非挑戦してみてください。「粘土板読み」になりたくなるかもしれませんよ(笑)
専門的かつ平易でお奨め
世界最古の文明であるシュメルに焦点を当てて書かれた本である。
推薦の言葉にある通り、これまでメソポタミア文明についての本はよく見かけたが、シュメル文明だけについて書かれた本というものは見たことはなかった。
5000年ほど昔の文明であるが、楔形文字や様々な碑の図像の解読からかなり多くのことがわかっているのは驚きであった。それも乾燥地帯という環境条件と、火災にあったことによりかえって保存の利く状態となった粘土板という条件の賜物である。粘土板の楔形文字や碑の図像から様々な事実を読み解いていく過程にはロマンを感じる。
未解読の粘土板が大量に残されているということや複数の言語を読める研究者の不足といった研究環境から考えるとまだまだわかっていないこともおおいのであろう。今後の研究の進展によってはさらなる発見がもたらされる可能性もある。
私としてはシュメルの神官としての王と神の関係を始めとする宗教風景とウルク出土の大杯から読み解く当時の生活などが特に興味深かった。
シュメルを専門的に扱っているが、記述は難渋なものでなくとても読みやすい。自然とシュメルの世界に引き込まれていく。専門的でありかつ読みやすいこの書は一般向けの書物としては非常に成功していると感じる。著者のシュメルに対する深い愛着と深い造詣のなせる技である。
今後の基本図書になる入門書。
古代オリエントの事は世界の歴史全集だと大概第1巻に出ているが、シュメルはざっと扱っただけでアッシリア等の記述が始まります。シュメル時代を詳しく述べた一般向けの本はなかったのではないでしょうか。
本書は文明の始まりからウル第三王朝(紀元前2000年)まで詳細に扱い、その後のことは少しだけ巻末に書かれています。図版も円筒印章を筆頭に多く掲載されており、とても読みやすい構成になっています。
よく西洋美術、歴史の本を読んでいると、旧約聖書に出てくるノアの洪水は古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩(アッカド語)から影響を受けたと書かれていますが、さらにそれ以前にシュメル語の洪水伝説があるとは知りませんでした。洪水伝説が多い理由はネタばれになってしまうので本文を読んでください。
歴史好きの一般読者、この時代を学ぼうとする学生の1冊目として本書は長く基本図書になると思います。
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