ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)
![]() |
ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫) 定価 945円 新品 945円から 中古 263円から |
この商品の感想
伝聞ではなんとなく知っていましたが今まで読んだことが無かったので読んでみました。
欠損部分が多いため、話の筋でさえ分かりにくいところがある。素朴な内容で、繰り返しの多い表現方法、詩歌的な表現が面白いく、古代人の世界に誘われます。物語の内容に関しては後の西洋中東世界の文学、宗教を彷彿とさせる内容が多く興味深い。
しかしながら歴史やシュメール語やセム語の基礎知識が無いまま読んでも知的楽しさが幾分か削がれてしまうと思われます。本の後半の解説を先に読んでおけばよかったと後悔します。だが編集は本編を読んだことを前提に解説しているので現実にはそれも厳しい。編集を工夫してほしい。
強敵と書く「とも」も、全裸オチも
『ギルガメシュ叙事詩』です。ちくま学芸文庫です。
表題となっているギルガメシュ叙事詩は266ページ中110ページ弱の分量です。それ以外は、はじめに、解説、参考文献、『イシュタルの冥界下り』とその解説、付録として『「天の牛」神話の起源』『古代アルメニアに象はいたか』の二本の小論、あとがき、で構成されていて、ギルガメシュ叙事詩に迫る上での外堀埋めのような感じです。
ちくま学芸文庫から出ていることからも分かる通り、楔形文字で刻まれた最古の世界文学といわれているギルガメシュ叙事詩を学術的に読み解いたものです。
実在人物とされる王ギルガメシュの冒険、強敵と書いて「とも」と読みそうな分身エンキドゥとの闘いとあつい友情、杉の森の怪物フンババ退治、永遠の生命を求める旅、ノアの方舟の原型ともいうべき大洪水。『イシュタルの冥界下り』では女神イシュタルが、死者を連れ戻すために冥界に降り、七つの門で一つずつ身に着けている物を剥ぎ取られ全裸になる、など、エピソードは非常に豊富で面白いです。
ただ、書板に刻まれた原文に欠損が多いせいもあって仕方ないのですが、文学、あるいは読み物神話として読もうとするとちょっと読みにくくて難解です。
もちろん、考古学史料として読むなら非常に有用だと思います。ギルガメシュ叙事詩自体を本格的に扱った書籍がそもそも少ないですから。
時空を超えた普遍性
数千年前に作られた世界最古の文学作品、『ギルガメシュ叙事詩』。ギルガメシュやエンキドゥ、杉の森の怪物フンババの名は『ファイナルファンタジー』などで最近では有名かもしれない。
剛勇無双の友エンキドゥが、ウルクを襲撃した『天の雄牛』を殺した罰として神々から呪いをかけられ死んだ様を見て、ギルガメシュは死への恐怖に憑かれる。永遠の生命を得るために世界を彷徨うギルガメシュ。旅の途中出遭った謎の女性シドゥリがギルガメシュを諭す言葉は深く優しい。しかしその言葉に納得しないギルガメシュはなおも旅を続け、遂に神の恩寵によって永遠に生きるという賢人ウトナピシュティムに会うが…。
数千年も前から永遠の生命の獲得は人類の夢であったのだ。人類は今もその夢を科学技術によって追い続けている。求めても永遠の生命など得られるはずのなかった古代の人々は、それに対してどのような答えを出したのか。古代の人々の人間観・生命観が伝わってくる物語。世界最古にも関らず、その文学性は現代でもなおその光を失っていない。部分的なエピソードが、何より物語の結末が失われていることが惜しまれる。
世界最古の神話が甦る
?????¨?????????????????????????????£??°????????????????????????????????£???????????"??§???????????¥????????????????????£???????¥"??¢?-???-??§??????????????-?????????????¥???±????????¨??-?????¨???????????????????????¬????????¥?????'?????§????¥????????????¨???????????¥??¨???????????¨?????...??????????£????????????????????????????????????¨???????????¥????????¨?°????????"??'???'?±???????????-...????????-?????§?'??°'?????¨??"??????????????????????????????????????????
????????¬????????¥????????????????????¨?????¨??'??'???????????????????????????????????-????????§?????????????????"???????¬??????-?????????????????¢???????????¢???????????-?¨??????????????¨??????????????????§????????????????????£?????-?????-?????£?????????????????¬??????????????-????-??????'??????????????????????????????????????????????????????????????¨????????'??????????????-?????-????????"???????'??????????????¨????????????£?§£??????????????"?????"?????????????????????????????????????...???'???????¨??????????????!??????????§?????????????????±??¨??-??????????????¨????????¨??¨???????????????????¥???±?????'????????????????????§????????°????????'??'???????????'?????"?????????????????????????????-???????????"???
???????????????????????"????????????????????§????????????????????¬????????¥?¥???±??'??????????????????????????¶?????????????????????????????????????§£????????'????????£????????????????-?????????'??§????'???'?????-???????"???§????????"??¨????-"?????????????????§???????????????????????????????????£????...¨??"???????????§???????????????????????¨???????????????????-???¨??-?????§??????????-??????¨??-?????¬??"????¥???-???????????§??-??????????????"????-¥?????¥?????"??¨??'?????...??-???????????????
本当に世界最古なの?
新訳聖書より数千年は古い、世界最古の叙事詩である。そして始まりがなんとも素晴らしい。ギルガメッシュはまだ「英雄」ではなく、力強く賢くそして暴君である。そしてそこにもう1人の英雄候補エンキドゥが現れる。彼は初め獣の人であったが、女性(娼婦)と交わったとたん、知恵に目覚める。象徴的である。そしてその表現のなんとなまめかしいことか。
彼はギルガメッシュと一対一の対決をする。そして友情が芽生える。二人は森の怪物退治の「旅」にでる。怪物を退治して帰った時、ギルガメッシュはエンキドゥの死に直面するのであった。「私が死ぬのも、エンキドゥのごとくではあるまいか」永遠の生命を求めてギルガメッシュは「第二の旅」にでる。最古の叙事詩は人間と神の契約の物語(つまり宗教書)では、戦争と平和の物語でもなく、生と死の問題を扱った素朴で根源的なロード・ストーリーであった。ギルガメッシュは結局救われることも無く最後には自国に帰っていくのであるが、旅の途中酒場の女主人の言った言葉が印象的である。最古の時から何千年間、何億人もの人間がこの言葉に自らを慰めたのではあるまいか。「ギルガメッシュよ、あなたはどこまでさまよい行くのです。あなたが求める生命は見つかることがないでしょう。神々が人間を創られた時、人間には死を割り振られたのです。生命は自分達の手のうちに留めおいて、ギルガメッシュよ、あなたはあなたの腹を満たしなさい。昼も夜もあなたは楽しむがよい。日ごとに饗宴を開きなさい。あなたの衣服をきれいにしなさい。あなたの頭を洗い、水を浴びなさい。あたなたの手につかまる子供達をかわいがり、あたなの胸に抱かれた妻を喜ばせなさい。それが人間のなすべきことだからです。」
関連商品
| シュメル―人類最古の文明 (中公新書) | |
| 古代メソポタミアの神々―世界最古の「王と神の饗宴」 | |
| ニーベルンゲンの歌〈前編〉 (岩波文庫) | |
| ニーベルンゲンの歌〈後編〉 (岩波文庫) | |
| ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫) |

