ボロブドゥール寺院にほど近いパワン寺院。あるいはパウォン寺院、パオン寺院とも。8世紀ころにボロブドゥール寺院に先立って建てられたと考えられています。パワン寺院、ボロブドゥール寺院、そしてムンドゥッ寺院は一直線に並ぶのだとか。
この小さな寺院はボロブドゥール遺跡群として世界遺産の一部になっています。しかし、寺院本体とはちがい、訪れる人も少なく静かです。中にはかつて仏像(多分菩薩像)があったようですが、現在は空になっています。
この寺院は、ボロブドゥールにお参りする前に身を清めた場所とも言われています。ただし、確証はないそうです。
パワン寺院の彫刻
パワン寺院の建物の外壁には多くの彫刻があります。中央にあるのはカルパタルの樹。架空の植物で如意樹と呼ばれるものだそうです。周りは4人の像があります。上にいるのは天人ガンダルヴァと天女アプサラス。下にいるのはキンナラとキンナリというそうです。(Wikipediaからの情報)
入り口の右にいるのは毘沙門天だとか。しかし、左側の像は風化したのか、残念ながら影も形も残っていません。