忍勝寺山古墳は岐阜県垂井町にある古墳です。美濃国府跡から徒歩で10分くらいのところです。JR垂井駅から歩くと30分ほどでしょうか。
この古墳は5世紀前半に作られたそうです。忍勝寺という寺の近くにあるので忍勝寺山と名付けられたようです。忍勝寺山古墳は直径約60mある帆立貝式古墳だそうです。
面白いのはGoogle Mapで見るとわかります。古墳の周溝部分にきれいに民家が並んでいます。こちらから確認してみてください。
頂上部は平坦で、地蔵堂があります。さらに、周囲から集められたと思われる五輪塔が並べられています。多分、あちらこちらにあった墓地の五輪塔を、近年まとめてここに祀ったのでしょうね。
お堂に収められているのは多分地蔵です。この辺りから関ヶ原にかけて多いのですが、石を簡単に削っただけの簡素な地蔵様です。
忍勝寺山古墳遠景
遠景写真を見ると、古墳ぎりぎりまで民家があることがわかります。航空写真を見ると、手前の畑地も多分かつては周溝だったかも。またこの近くに別の古墳があったはずですが、それは確認できませんでした。
古墳を訪れるハイキングコース
忍勝寺山古墳を訪れるハイキング・コースを以下のサイトで紹介しています。垂井周辺は古代には美濃の国府が置かれ、栄えた地でした。さらに、美濃の一の宮である南宮大社もあります。とても面白い場所ですから、ぜひ足を運んでみてください。