この記事はこちらの鎌刃城の記事を転載・編集したものです。
続日本100名城にも選ばれている鎌刃城は、滋賀県米原市、中山道の宿場である番場宿を見下ろす位置にある戦国時代の城です。戦国時代初期には近江の京極氏と六角氏の争いの場となり、後には織田信長と、浅井長政のせめぎあいとなった城でした。
織田と浅井が争っていたころ、城主の堀秀村は、当初浅井氏の家臣でしたが、後に織田方に寝返りました。1573年に浅井氏が滅亡、堀秀村も翌1574年に改易となったため、鎌刃城は廃城となったようです。
鎌刃城の南側斜面には大石垣が残っています。
大堀切から一段上がると、曲輪が出てきます。この辺りには北大櫓があったとか。鎌刃城は主郭を中心にY字型の構造をしていますが、ここは北の曲輪に当たります。
北の曲輪の虎口がきれいに残っていますが、これは発掘されたものだとか。
曲輪をいくつも越えていくと、鎌刃城の主郭に出ます。主郭はかなりの広さがあります。
主郭の虎口もよく残っています。
主郭から南に向かうと、次第に痩せ尾根になり、こちらには曲輪は見られず、堀切が連続します。
鎌刃城の御城印
鎌刃城は続日本100名城に選ばれており、御城印を集めている人もいると思います。鎌刃城の御城印は、番場宿内にある蓮華寺の受付でいただくことができます。
鎌刃城 を訪ねるハイキングコース
中山道番場宿 鎌刃城から、竜宮山、八葉山、西坂山、地蔵峠(ハイキング・コース)をお勧めします。中山道の番場宿の東の山上に位置する鎌刃城跡から、尾根道をたどって竜宮山、八葉山、西坂山を経て、松尾寺山に近い地蔵峠まで縦走します。地蔵峠からは松尾寺の西坂参道を下り、再び中山道に出てJR醒ヶ井駅まで歩きます。