バガン(パガン)

バガン(あるいはパガン)は世界遺産にも指定されている、ミャンマー随一の史跡です。11世紀前後にこの地に王国が栄えたころに建設された無数とも言えるほどのパゴダや寺院が広大なエリアに点在しています。バガンはその後モンゴルの侵入により滅びることになります。

パガンの参考書はあまりありません。旅行ガイドも地球の歩き方ミャンマー編くらいしか見当たりません。

これは夕景を眺める場所として有名なシュエサンドー・パゴダの上から、有名なナラヤン寺院のほうを展望したものです。

バガンは長い間廃墟同然になっていましたが、いくつかの寺院は信仰されつづけていました。これはその内の一つ、ナラヤン寺院の中にある仏像で、ミャンマー人が好きな金箔が貼られています。

これがシュエサンドー・パゴダの上から眺める夕日です。多くのパゴダが浮かび上がり、評判どおりの美しい風景が展開します。

これがシュエサンドー・パゴダのてっぺんです。先端の飾り以外は修復されておらず、ひなびた様子を見せています。右側の白い点は月です。

これも有名なダビニュ寺院です。ちょっと国会議事堂に似た形をしています。この中にも大きな仏像が安置されていますが、残念ながら現在は観光客が見ることはできません。

この寺院の名前は忘れてしまいましたが、観光客よりも、ミャンマー人の信仰を集めている寺院です。なんでも高名な僧がこの寺院の廃墟の中で瞑想しているとお告げがあり、そのお告げどおりのところで仏像を見つけたのだそうです。その仏像がこの寺院に安置してあリます。この高僧は空中浮遊ができるそうです。

これらのパゴダは小さなもので、誰も見向きもしないものです。しかしよく見ると、レンガの色が黒ずんでいるところと、薄い色のところがあるのがわかります。てっぺんはほとんど淡い色になっています。これは新しく修復がなされた部分です。以前はかなり崩れ、細くなっているてっぺん部分はほとんど欠けてしまっていたそうですが、現在は相当修復が進んでいます。中には相当崩れてしまっていて、どうやって元の姿がわかるのだろうか、と思うようなものまで修復されてしまっています。どうも廃墟に無常感や趣を感じる日本人とは感覚が大分違うようです。

バガンは観光客が多いためか、漆塗りが盛んに行われています。ただし漆の産地はこの周辺ではなく、遠く離れた山間地方から運ばれてくるそうです。この写真は漆の上に金箔を張るための準備をしているところです。黄色い薬品を塗っているところは金箔が付かず、製品では黒い部分だけが金色になります。


お勧めの参考資料
謎の仏教王国パガン―碑文の秘めるビルマ千年史

Pagan: Art and Architecture of Old Burma

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